2月も後半になりました。
緊急事態宣言は未だ解除されず、会社と家との往復の日々。
NHKの番組、録画した歴史ヒストリーを鑑賞しようとしたところ、今回は菅原道真公のお話でした。
道真公の愛した梅
学問の神で知られる菅原道真公。
その生涯といかにして学問の神として祀られるようになったのかという興味深い話でした。
菅原道真公の祀られている太宰府天満宮はなぜ現在の場所となったのかというと、道真公が自分が死んだら牛に自分の遺体を引かせ、牛が立ち止まったところに埋葬してほしいという遺言を残したからとのことでした。
一度、福岡県に訪れたことがあり、太宰府天満宮に行こうと思っていましたが、その日はあいにくの雨。飛行機の時間もあり、残念ながら参拝は叶いませんでした。
今思えばスケジュール管理が甘かったといえばそうだなと思います。しかし、その時はご縁がなかったと思いましょう。また、このご時世が変わり、旅行に行ける日が来たら参拝しようと思います。
歴史ヒストリーでは太宰府天満宮の始まりの他に道真公の居宅にあった梅についても紹介していました。
菅原道真公はその梅をとても愛でており、左遷された福岡でも以前の居宅にあった梅の歌を詠んだほどです。
菅原道真公の愛した梅。
歴史を知るとともにこの時期限定である梅の花を見たくなりました。
梅を見にドライブへ
歴史からの誘いと、少し荒みそうな気持ちを晴れやかにするべく、梅の花を見に行ってきました。人気の少ない平日の午前中を選んで行ってみました。
訪れた場所はさいたま市大宮第二公園です。
こちらは数百種類の梅の花があり、埼玉県内で梅の名所の一つとなっています。
訪れてみると思っていたより人気がありましたが、皆様マスクとソーシャルディスタンスがしっかり取れている形でした。
駐車場側から梅林を見ているとcovid-19での緊急事態宣言ということを一時だけ忘れて、皆さんのお顔が朗らかでした。
梅の綺麗な花や皆さんのお顔を見ているうちに、私自身も硬く縮まっていた心が徐々に柔らかくなったいきました。
園内はぐるっと一周できるように通路が作られており、入り口付近に古今和歌集が掲載されていました。
古今和歌集に掲載された歌
『梅が枝に来ゐる鶯 春かけて泣けども いまだ雪は降りつつ』
梅の咲いた枝に来てとまっている鶯が、春が来るのを待ち望んで鳴いているけれども、まだ春らしい様子もなく、雪がちらちら降っている。という意味だそうです。
歌を詠んだ人は分からないそうですが、情景が目に浮かびますね。
道真公もこんな風に歌を読みながら梅の花を見ていたのでしょうか??
何千年経っても花を愛しむ気持ちは世代を超えて行う行為なのでしょうか。時を馳せそんなことを考えてました。
こんな子にも遭遇
これで鶯も見れたら嬉しいなと思っていたら、会えました!
画像は撮れず、動画でも小さくて見えにくいですが、とても愛らしい姿でした。
ホッコリ。
こういう時にバードウォッチング用の双眼鏡や一眼レフがあるとより楽しめるかもしれませんね。
カワセミといい、ウグイスといい、少しずつバードウォッチングの楽しみを見出しているかもしれません。
梅の花は5.6分咲きでしたので、これからが最盛期となります。自然の中で花を愛でたいと思っている方は是非行ってみてはいかがでしょうか?
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